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元アパレル販売員の話 PR

アパレル販売員になりたい方、まず考えて!『直営店で働くか?販売代行で働くか?』 元アパレル販売員の経験①

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私は結婚前、アパレル販売員でした。

19歳から始め15年以上は働いてきました。

その時の経験が、これからアパレルで働きたいと思っている方の参考になればと思います。

 

アパレル販売員として働くには

アパレル販売員として働くには、アパレル企業の直営店と、販売代行があり、主にはどちらかで働くことになると思います。

直営店はわかりやすく、直接アパレルメーカーに雇用されます。

販売代行とは、アパレルメーカーが商品、什器など用意し直営店と変わりなく店舗を作り、販売代行会社が、その店舗の販売、運営などを行うことになります。

 

どちらにしても、やりがいは変わらないと思いますが、大きな違いがあります。

これから始めたい方は、是非参考にしていただき、よく考えていただきたいと思います。

 

私がアパレル販売員として働くキッカケ

私がアパレル販売員になりたいなと思ったのは、このブランドで働きたいと思う求人を見つけたのがきっかけでした。

その時は、直営店も販売代行も聞いたことがなく、何も知らずにアパレル業界に入りました。

 

販売代行について詳しく解説

私が就職したのは販売代行の会社だったので、今日は販売代行について詳しく書いていこうと思います。

 

販売代行とは

先程、上記にも少し書きましたが、アパレルメーカーが用意した店舗や商品を、販売代行会社が販売員を雇用し運営していきます。

代行会社は、毎月の売上に対しての10%~20%がインセンティブとして入り、収益になります。

(私が働いていたころ20%は聞いたことありませんでした…。契約によって違いますが、セールの売上分は7%と下がることもありました。)

 

販売代行で働く前に必ず確認すること

販売代行で働く前に確認しておくべきことを3つ紹介します。

福利厚生について

販売代行の会社は小さな会社、中小企業が多くあります。

そのため、会社によって福利厚生が違ってきます。

私が働いていた会社は、正社員は社会保険・厚生年金・雇用保険はありました。

交通費もありました。

他の代行会社で働く人も同じような会社もあれば、福利厚生の全くない会社もありました。

私はこれだけ整っていれば問題なかったので働けました。

入社前に確認し、福利厚生が全くないのを覚悟の上でしたら良いですが、あると思っていたのに実はなかったとならないよう必ず確認してください。

 

有給、ボーナス、退職金

この3つが全てある代行会社は少ないかと思います。

もしこの中の1つでもあれば、すごく良い方だと思ってください。

私はありませんでした…。

 

昇給

販売代行の良さは、社長との距離が近いことです。

直営店は昇給するのには、店長やマネージャーに評価をもらって、試験を受けてという道のりが多いです。

しかし販売代行は社長との距離が近いので自分でアピールすることが出来ます。

それに売上によって、販売代行は収益が変わります。

売ってなんぼの世界なので、売上が取れれば、昇給の判断材料になります。

昇給が有ることは、販売代行で働くためには必要だと思います。

 

販売代行で働くメリット

販売代行で働くメリットを3つ紹介します。

販売スキルが身につく

販売代行の1番の仕事は、売ることです。

直営店の店舗ももちろん同じではありますが、販売代行は売らなくては収益がなく、そのため販売に対する意識が高くなります。

 

いくつかのブランドを経験できる

販売代行は一つのアパレル企業との契約ではなく、色々なアパレルメーカーやブランドと契約します。

そのため、販売員も複数のブランドを経験することが出来ます。

これがすごい経験になるのです。

販売代行は人件費を最小限に抑えるため、少人数でショップを回すことが多いです。

そのため、スタッフが急に足りなくなってしまい、忙しいショップへ、ヘルプに行くこともあります。

たとえ短時間であろうと自由に洋服を見ることができ、販売・業務・作業をすることによってスキルが上がります。

アパレルで働き、数年後に同じ代行会社にいても、もし他の会社(直営店など)に転職したとしても、この経験は大きな武器になります。

 

自分の意見が言える

直営店の場合は、メーカーから指示が来たら、必ず実行しなくてはいけないことがほとんどですが、販売代行はお店作りをメーカーから任せてもらえることが多くあります。

もちろんメーカーの言うことで、守らないといけないこともたくさんあるので、全て自由と言うわけではないですが、販売代行会社のやり方を認めてくれます。

自分はこういうお店にしたい!こうやって売上を取っていきたい!など自分の意志でお店を作っていくため、代行会社の社長などに伝えて行くことが出来ます。

責任もかかってきますが、やりがいはとてもあります。

 

 

販売代行のデメリット

販売代行のデメリットについて3つ紹介します。

販売員以上はない

販売代行は売るのが仕事なので、雇用されている以上は、ずっと販売員です。

直営店の販売員で、同じくらいの入社、年齢の人は、店長からエリアマネージャーになり、そこから更にキャリアアップしていきました。

私たち販売代行の社員は、店長までということが多く、ずっと販売員でいたい方は良いですが、ブランドと自分の年齢が合わなくなり、努力が必要になってきます。

 

契約がなくなることも

売上が取れず、メーカーの利益も出ていなければ、契約を切られることもあります。

撤退することもあれば、他の代行会社に変えられることもあります。

これは、直営店にも言えることではありますが、直営店の場合は他にもブランドや店舗があるので、そちらで働けるようになります。

しかし販売代行は、たくさんブランドや、ショップを持っていれば、同じように出来ますが、そのブランドしかない会社は、働く場所に困ることになります。

代行会社に入社希望でしたら、その会社が何店舗くらい持っているかを確認しておくと安心ですね。

 

ワンマン社長が多い

何度も言っていますが、販売代行の会社は中小企業の会社がほとんどです。

大手のアパレル企業と違い、入社時の契約書がなかったり、昇給の条件など、決められていないことが多く、全ては社長の判断です。

スタッフ内でも、お給料の額が違ったり、早く店長になれたりなど、待遇に差があることがあります。

媚びるということではありませんが、販売力と世渡り上手なところも必要です。

 

 

まとめ

 

このように、同じアパレル販売員であっても直営店か販売代行かで大きく働き方が変わってきます。

共通して言えることは、自分が販売するショップの服が好きなことです。

もし、今、服は好きだけど、販売代行なんだ…と働くことを悩んでいる方がいて、福利厚生やお給料などの問題がギリギリでもクリア出来ていたら、思い切って入社をお勧めします。

それは、思っている以上に辛いこともあると思いますが、直営店では出来ない経験や販売・経営のことが勉強できます。

私が働いていた代行会社で、3年くらい働いた男性スタッフが、退職し直営店に転職しました。

その人は、かなりの早いペースで店長になり、大きな店舗の店長になり、エリアマネージャーになっていきました。

販売代行から直営店への転職は、お給料も増え、休日も増え、働きやすくなります。

それに、販売代行にいたからこそ出来ることもあるので、ずっと直営店にいた人とのスキルも違ってきます。

3年も販売代行で真剣に仕事をすれば、良い条件で直営店への転職が可能になります。

もちろん、ずっと販売代行で働いて、いずれは自分も販売代行の社長になる!という人もいました。

厳しい世界ですが、入社したら辞めてはいけないわけでは無いので、悩んでいるようでしたら、やれるとこまでやってみる価値はあると思います。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。